厚労省 SSRI・SNRI 自殺念慮、自殺企図リスク増加報告は24歳以下
公開日時 2007/10/31 23:00
厚生労働省は10月31日、日薬連を通じて関係メーカーに使用上の注意の改訂を
指示した。アステラス製薬のスタチン系リピトールは無顆粒球症、汎血球減少
症があらわれることがあるため、定期検査を行うなど「副作用」の「重大な副
作用」の項の血小板減少症に関する記載を改める。
中外製薬の抗甲状腺剤メルカゾールは、警告の項を新たに設け、重篤な無顆粒
球症が主に投与開始後2ヵ月以内に発現し死亡に至った症例も報告されている
と注意喚起する。
また、SSRI、SNRIについて、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加する報告があ
るのは「24歳以下」の患者(従来は18歳未満の患者と記載されていた)である
ことを「効能・効果に関連する使用上の注意」に明記する。