厚労省 後期高齢者医療、再診料引き下げへ
公開日時 2007/11/04 23:00
厚生労働省は11月2日、中医協・診療報酬基本問題小委員会に、後期高齢者医
療制度の外来医療での初再診料などを提示した。後期高齢者の既往歴や受診歴、
服薬歴のほかに利用する医療・福祉・介護サービスなどを詳細に聴取する必要
があることから、初診料は引き上げの対象とする。再診料は、慢性疾患などに
対する継続的な指導・管理が中心になるため引き下げる方針を示した。
主治医に対しては、患者の同意を得て年間の診療計画を作成し、継続的に診療
を行うことを評価。基本的な日常生活の能力や慢性疾患の状況を把握するため
に認知機能や意欲の評価を年1回程度実施するほか、慢性疾患の継続管理に必
要な検査(血液検査や尿検査、心電図検査など)を包括化のなかで実施するこ
ととした。