厚労省調査 後発品の切り換え率は1.4%どまり
公開日時 2007/11/07 23:00
厚生労働省が11月7日発表した後発品の使用状況調査結果によると、処方せん
様式の変更による後発品への切り換え率は1.4%で、1.0%だった前回調査(06
年10月)に比べると0.4ポイント上昇した。保険薬局583施設の今年7月の取り
扱い処方せん75万5545枚を調べたもの。
全処方せんのうち「後発医薬品への変更可」欄に処方医が署名したのは17.4%
(13万1337枚)で、前回(17.1%)と比べ0.3ポイント上昇。さらにそのなか
で実際に後発品に切り換えたのは8.2%(1万709枚)だった。前回は5.7%。
ただ、全処方せん枚数でみると1.4%にとどまった。
後発品の説明を行ったにもかかわらず、患者が後発品を希望しなかった理由と
しては「薬剤料など(患者自己負担額)の差額が小さい」が31.7%で最も多く、
ついで「後発医薬品に対する不安がある」が30%だった。