内閣府調査 過去2年以内のがん検診受診者は3割台
公開日時 2007/11/19 23:00
内閣府が行った「がん対策に関する世論調査」によると、がん検診を2年以内
に受けた人が各がん種で3割台にとどまっていることがわかった。具体的には
胃がん37.5%、肺がん39.2%、大腸がん32.4%、子宮がん39.0%、乳がん32.4%
となった。一方、「今まで受けたことがない」人が各がん種で大多数を占めた
(各46.2%、52.0%、54.7%、37.9%、50.2%)。
受診しない理由(複数回答)は、たまたま受けていない(28.8%)、健康状態
に自信があり必要性を感じない(17.3%)、心配な時はいつでも医療機関を受
診できる(16.9%)、時間がなかったから(15.9%)、面倒だから(15.4%)
が上位。一方、政府に対する要望(複数回答)で最も多かったのはがんの早期
発見(がん検診)で61.3%に上った。
全国20歳以上の3000人を対象に9月に実施、有効回収数は1767人(58.9%)。