AZのデビッド・ブレナンCEO 15年までに日本市場シェア6%超へ
公開日時 2007/12/02 23:00
英アストラゼネカ本社のデビッド・ブレナンCEOは11月30日の来日記者会見で、
日本市場でスタチン系クレストールが数量シェア7.3%(8月)を獲得したの
をはじめ日本法人の好調さをアピール。07年は2桁成長を達成し、市場シェア
が06年の2.59%から3%近くに上昇する見通しを示した。
さらにブレナンCEOは、日本での市場シェアの目標として11年には3.3%(国内
ランキングで06年13位→8位以内)、PPIネキシウムやVEGF受容体チロシンキ
ナーゼ阻害剤「AZ2171」の上市などで15年までに6%超を目指すとした。
「日本では新薬やバイオ医薬品、ワクチンなどのビジネス機会が引き続き増大
する」と表明。今年は20品目がフェーズ1入りするなど、「日本法人の臨床開
発がグローバルのキーパートになる」と強調し、08年の開発投資額は06年の倍
の100億円を超える規模になるとした。
一方、グローバルでは、152億ドルでメドイミューン社を買収するなど、バイ
オ医薬品の売上を2010年までに総売上の25%にまで引き上げる計画。「今後も
自社で持ち合わせていない興味のある分野で技術のある企業との提携、再編を
継続する」と語った。