エーザイ ミノファーゲンの肝臓疾患用剤を国内、中国などで展開へ
公開日時 2007/12/18 23:00
エーザイは12月18日、ミノファーゲン製薬と肝臓疾患用剤・アレルギー用薬の
強力ネオミノファーゲンシー及びグリチロン錠に関するライセンス契約を締結、
国内及びユーロアジア地域の未発売国(シンガポール、フィリピン、香港、マ
レーシア、タイ、ロシアなど)での独占的な開発・販売権、ユーロアジア地域
の既販売国(中国、韓国、台湾など)での独占的販売権に関する優先交渉権を
取得したと発表した。国内での販売移管時期は強力ネオミノファーゲンシーが
08年4月1日、グリチロン錠が同10月1日を予定。約1億7000万人のウイルス
性肝炎の持続感染者の存在が推定されているという中国での販売移管時期は09
年4月1日を予定。
一方、ミノファーゲンが製造販売元となる医薬品の一時卸的機能を果たす取引
基本契約を締結している鳥居薬品は、同契約の段階的終了(最終は08年9月30
日)に合意したことを発表した。鳥居の06年度決算によると、強力ネオミノフ
ァーゲンシーの売上は約51億円、グリチロンは約14億円。