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大野名誉総長 GSKのアラノンジー、長期生存の可能性向上に期待

公開日時 2007/12/18 23:00

愛知県がんセンターの大野竜三名誉総長は12月18日、グラクソ・スミスクライ
ンのセミナーで講演し、GSKが14日に発売した成人および小児の再発・難治性
白血病、悪性リンパ腫治療薬アラノンジーについて「長期生存を目指して造血
幹細胞移植という根治の可能性のある治療を受けられる機会を増加させる」と
期待を示した。
 
同剤はオーファン指定を受けて開発され、再発または難治性のT細胞急性リン
パ性白血病(T-ALL)、T細胞リンパ芽球性リンパ腫(T-LBL)で初めて適応を
取得した。T-ALL、T-LBLはT細胞系の腫瘍であり、B細胞系や他の腫瘍に比べて
化学療法に対する反応性が低く、高頻度に再発し、難治性例が多いことで知ら
れる。

成人と小児を対象としたフェーズ1では、成人7例中1例が完全寛解に至り、
2例で骨髄移植を実施できた。また、小児では4例中1例が完全寛解に至り、
1例で骨髄移植が可能となった。

有害事象としては海外で神経系障害(傾眠、浮動性めまい、感覚減退、頭痛な
ど)が報告されており、添付文書の警告、禁忌欄に「重篤化するおそれがある
ので、直ちに投与を中止すること」と明記された。他の抗悪性腫瘍薬との併用
に関する有効性、安全性は確立しておらず、単剤での使用しか認められていな
い。ピーク時の10年後に2億6000万円の売上を見込む(予測投与患者数は139
人)。

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