薬食審・医薬品第二部会 ハーセプチンが適応追加へ
公開日時 2008/01/31 23:00
厚生労働省は、中外製薬の抗がん剤ハーセプチン(一般名:トラスツズマブ
(遺伝子組換え))のHER2過剰発現が確認された乳がんの術後補助療法への
適応追加などを承認する方針を決め、1月31日の薬食審医薬品第二部会に報告
した。このほか報告品目は明治製菓の抗菌剤ハベカシン(アルベカシン硫酸塩)
の用法用量の変更、ベネシスのグロブリン製剤ヘブスブリン(ポリエチレング
リコール処理抗HBs人免疫グロブリン)の▽HBs抗原陽性のレピシエントにおけ
る肝移植後のB型肝炎再発抑制▽HBc抗体陽性ドナーから肝移植後のレピシエン
トにおけるB型肝炎発症抑制――の適応追加。
また、第二部会は大塚製薬のOPC-67683(肺結核症)とセルジーンのレナリド
マイド(再発または難治性の多発性骨髄腫と骨髄異形成症候群による貧血)に
ついて、希少疾病用医薬品の指定を了承した。