厚労省 抗パーキンソン剤ビ・シフロールなど使用上の注意改訂へ
公開日時 2008/02/12 23:00
厚生労働省医薬食品局安全対策課は2月12日、抗パーキンソン剤の日本ベーリ
ンガーインゲルハイムのビ・シフロールとグラクソ・スミスクラインのレキッ
プ、塩野義製薬の抗がん剤エンドキサン―など使用上の注意の改訂を指示した。
ビ・シフロールとレキップは警告の項を改め、突発的睡眠等により自動車事故
を起こした例が報告されていることを明記。ビ・シフロールは速やかに安全性
情報を医薬関係者に配布し情報伝達の徹底に努めることとした。一方、エンド
キサンは重大な副作用の項に肝機能障害・黄疸、急性腎不全を追記した。
中外製薬の血管拡張剤シグマートなど(ニコランジル)は重大な副作用の項で
消化管潰瘍を、塩野義のニューキノロン系合成抗菌剤アベロックスは低血糖を
注意喚起した。