あすか製薬 タボセプト、国内P3で主要評価項目達成できず
公開日時 2008/03/18 23:00
あすか製薬は3月18日、タボセプトの国内フェーズ3の結果、主要評価項目で
プラセボ群に比べ有意差を示せなかったことを発表した。ただ、同社では開発
を続ける方針を示している。
フェーズ3は、がん化学療法剤の併用治療を受けている進行性非小細胞肺がん
患者を対象とし、末梢神経障害の副作用軽減を主要評価項目とした。同項目は
達成できなかったものの、生存期間や化学療法由来の腎障害などでは良好な結
果が出たという。
これを踏まえ、今後、タボセプト投与によるがん化学療法剤治療患者の末梢神
経障害の副作用軽減(症例数の増加などを検討)のほか、良好な結果が出た生
存期間の延長及び化学療法由来の腎障害の軽減等について検証する予定として
いる。海外では導入元の米バイオニューメリック社が開発中。