厚労省 ビ・シフロールで突発的睡眠等による自動車事故18人
公開日時 2008/03/27 23:00
厚生労働省は3月27日、日本ベーリンガーインゲルハイムの抗パーキンソン病
薬ビ・シフロールについて、04年からの4年間で服用中に突発的睡眠などで18
人が自動車事故を起こしていたことを発表した。同社のドミンとグラクソ・ス
ミスクラインのレキップもそれぞれ1人ずつ報告されている。同日公表した医
薬品・医療機器等安全性情報(No.245)で明らかになった。
ビ・シフロールについては、04年1月の発売時から添付文書に突発的睡眠につ
いて記載し、自動車の運転などの危険を伴う作業に従事させないよう注意喚起
してきた。しかし自動車事故に関する副作用報告は、04年には2人(年間使用
者数9000人)、05年5人(2万8000人)、06年3人(4万3000人)と推移、07
年には6人(7万3000人)にのぼっている。
厚労省は2月12日付でビ・シフロールとレキップの添付文書の警告欄に突発的
睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されていることを明記するよう指
示している。