厚労省 未研究の難治性疾患の研究奨励へ
公開日時 2008/06/23 23:00
厚生労働省の特定疾患対策懇談会は6月23日、これまで厚生科学研究費で未研
究となっている希少難治性疾患について、実態把握のための「研究奨励分野」
を設置することで合意した。09年度からスタートする。厚生科学研究費の一分
野である難治性疾患克服研究事業のひとつに位置づけており、交付額は他の研
究より低めに設定し1000万円以下。研究期間は3年間をメドとする。これまで
研究が行われてこなかった疾患でも医療関係者の関心が集まり、病態解明につ
ながることを期待している。
難治性疾患克服研究事業の対象となる疾患は、▽希少性▽原因不明▽効果的な
効果が未確立▽生活面への長期にわたる支障―の4要素を満たすのが条件で、
現在は123疾患が対象となっている。