JCRとキッセイ薬品 EPOのバイオシミラー、今月申請へ
公開日時 2008/11/10 23:00
日本ケミカルリサーチ(JCR)とキッセイ薬品が人工透析患者の腎性貧血治療
薬として共同開発している遺伝子組換えエリスロポエチン(EPO、開発番号JR-
013)が、11月中に厚生労働省に承認申請される。EPOはすでに広く使われてい
るが、この開発品は感染症リスクやコストの低減が期待できる無血清培地を用
い製造した原薬から製剤化するのが特徴のバイオシミラー(バイオ後続品)。
キッセイが11月10日に明らかにしたもの。同社は、「今後の売上の拡大が見込
めるバイオ医薬品市場への参入を果たし、収益力向上につなげたい」としてい
る。承認や発売のメドは「中期経営計画中の10年度までに」としか明らかにし
ていない。両社で共同販売する予定。キッセイは、透析領域では血液凝固阻止
剤フラグミンを販売している。