大正製薬 抗肥満薬オルリスタット製剤を日本で開発へ
公開日時 2009/01/13 23:00
大正製薬は1月13日、英グラクソ・スミスクラインの子会社であるグラクソス
ミスグループリミテッドから、抗肥満薬オルリスタット製剤の日本での開発・
販売に関する権利を取得したと発表した。海外では医療用薬だけではなく、米
国ではOTCとしても販売されており、大正としてはいずれの方向で開発するか
は今後検討する。支払う契約一時金などは非開示。
同剤は、スイスのロシュが開発したもので、脂肪を分解するリパーゼの働きを
妨げ、脂肪の吸収を抑えるとされる。海外で「ゼニカル」の名称で医療用薬と
して販売されている。日本ではロシュの子会社である中外製薬が医療用薬の開
発を手がけたが、05年4月に「開発のハードルの高さと開発パイプラインの優
先順位を総合的に勘案し、本剤の開発を中止する」と発表している。