【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

協和発酵キリン 抗パーキンソン薬KW-6002の国内フェーズ3実施へ

公開日時 2009/01/15 23:00

協和発酵キリンが新しい抗パーキンソン薬として開発するKW-6002が昨年2月
にFDAから有用性データが不十分で現時点では承認できないとする見解が示さ
れたことを受け、日本を含む今後の開発方針を検討していた同社は1月15日、
日本で開発を継続し、フェーズ3を開始することを決定したと発表した。日本
でのフェーズ3これから治験計画を策定するといい、申請時期は未定。

同剤は、既存の治療薬の効く時間が短縮してくるウェアリング・オフ現象を減
少させる効果があるとされる。しかし、FDAのネガティブな見解を受け、日本
でのレボドパ製剤との併用によるフェーズ2b試験の結果を踏まえて、開発継続
の可否を判断するとしていた。今回、「ポジティブな成績が得られた」ことか
ら、昨年末に日本での開発継続を決定。申請中の米国を含め海外開発について
は導出を基本にライセンス活動を展開することにした。

同剤は当初は、ピーク時年間売上高は数百億円が期待される次期国際戦略品と
して位置づけられていた。しかし、今後は自社開発は日本だけとなり、現時点
の見込みではピーク時60~80億円程度という。それでも開発継続を決定したの
は、「新規のパーキンソン治療薬が少ない中で、ポジティブな試験結果が得ら
れ、困っている患者さんのQOLの向上につなげられる薬剤と考えているから」
と説明している。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事


ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー