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ノーベル賞の「クラゲの緑色蛍光蛋白」応用した診断薬開発へ

公開日時 2009/01/21 23:00

08年ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士の研究テーマである「クラゲの緑色
蛍光蛋白」(GFP)の遺伝子を用い、血液中のがん細胞を蛍光発光させること
で、がん転移を早期に予測する体外診断薬の研究開発が、バイオベンチャーの
オンコリスファーマと臨床検査のシスメックスによって行われることになった。
まずは、早期でも予後が悪いケースもあるとして乳がんを対象にする。オンコ
リスはGFPを応用した世界初の診断薬を目指し、2年後には承認申請したいと
している。

転移は、原発巣のがん組織から離れたがん細胞が血液の流れに乗って他の臓器
に行き着き、増殖すると考えられている。そこで、患者の血液7.5mlを採取し、
そこにオンコリスと岡山大学が開発したGFP遺伝子を組み込んだアデノウイル
ス「テロメスキャン」を投与すると、がん細胞の中でテロメスキャンが増殖し
蛍光発光することで、がん細胞が見つけられる診断薬になるのではないかと考
え、開発を進めることになった。

両社はこの共同研究開発契約を締結したと1月21日に発表した。まずは、血中
のがん細胞を検出することが、転移予測につながるかの検証を行うという。

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