医薬情報担当者（MR）教育センターは１月29日、昨年12月に実施した第15回MR
認定試験の合格発表を行った。5320人が受験して4197人が合格、合格率は78.9％
と、75％前後で推移していた近年の傾向よりやや高い割合となった。

新規受験者の合格率は81.9％、再受験者は68.3％と、これまで６割前後の再受
験者合格率が高かったことも合格率が上がった要因となった。センターによる
と、出題内容を討議した製薬団体関係者の間でも問題が素直だったことや受験
者の質がよかったことも後押ししたものとみられる。

なお、今回の合格発表から合格基準と正答を公表した。問い合わせが多かった
ため。「合格点は、試験問題の難易を補正して疾病と治療、薬理学、薬剤学に
ついては70点以上、医薬概論、PMS、添付文書については75点以上とする」と
し、「採点から除外した試験問題以外の全てを採点対象とする。その合格的は、
平均点を標準偏差で補正した特定する」とした。