武田薬品 米国で40年ぶりの新規痛風・高尿酸血症治療薬発売へ
公開日時 2009/02/16 23:00
武田薬品は2月14日、米国で開発していた痛風・高尿酸血症治療薬フェブキソ
スタット(開発コード:TMX-67)の承認を13日付(米国時間)でFDAから承認
を取得したと発表した。3月にも「ユーロリック」の製品名で発売する。米国
での新しい同治療薬の発売は約40年ぶりという。
同剤は、痛風の原因となる尿酸生合成酵素のキサンチンオキシターゼを阻害し、
血中尿酸値を低下させる効果を持つという。腎・肝機能障害を持つ患者にも投
与量を調節することなく使えるのも特徴。帝人ファーマが創製し、武田が米国
での独占的開発・販売権を保有している。
米国の痛風薬の市場規模は約100億円とみられる。同社は売上見込みを開示し
ていないが、潜在患者もいるとし「今後5年で当社の収益に大きく貢献すると
考えている」としている。