患者の薬物治療を手助けする薬の説明書 喘息編作成へ
公開日時 2009/03/02 23:00
くすりの適正使用協議会(RCJ)は3月2日、喘息治療に患者自らが積極的に
関わっていけるよう手助けする薬の説明書を作成することを決めた。薬だけの
説明にとどまらず、疾患そのものの理解も深め、治療全体の中での薬物治療の
必要性についての理解を促すよう工夫する。09年度中に作成し、RCJのホーム
ページ(HP)で公開する。
RCJは、患者向けの説明文書「くすりのしおり」を提唱し、製薬会社の協力を
得て作成、公開してきている。ただ、薬の説明だけでは、薬物治療の必要性ま
では十分に理解されないとの指摘を受け、疾患に対する理解を深め、処方の背
景も知ることができる内容のしおりの作成も試みるになった。
それにより、担当医や薬剤師とのコミュニケーションや適正な使用につなげた
りするようにするのが狙いで、RCJは「コンコーダンス指向くすりのしおり」
と呼んでいる。RCJはこれまで高血圧編と糖尿病編を作成し、HPで公開してき
た。