国立病院機構 傘下145病院で採用の全後発品2082品目を公表
公開日時 2009/03/15 23:00
国立病院機構は3月13日、傘下の145病院で採用している全後発品のリスト
を公表した。07年度購入実績ベースに基づいてまとめたもので、品目数は2082。
順次、公表を進めてきたナショナルセンター(NC)も残る国立精神・神経セン
ター病院が16日に公表予定。一連の採用リストの公表により一種の国のお墨付
き品目が列挙されたといえ、医療現場への波及、メーカー各社の動向にも影響
を与えることになりそうだ。
今回公表されたリストは、病院ごとではなく一括してまとめたもの。併せて採
用する全先発品4088品目も公表した。薬効分類番号、商品名、規格からなるが、
メーカー名の記載や外用と内用などと分類はしていない。同機構は「分かりや
すく提示することは検討したい」としている。
国立病院機構は共同入札を行っているが、購入は各病院ごとに行っている。後
発品の採用では「各施設における薬事委員会にて医薬品の品質、製造販売会社
の供給体制や情報提供体制等に問題がないか確認した上で、採用の可否を行っ
ている」という。
一連の採用リストの公表は、後発品の使用促進策の一環として厚労省が08年12
月、ナショナルセンター、国立病院機構傘下の病院に対する協力依頼したこと
に対応したもの。