日本ジェネリック製薬協会は５月21日、東京都内で定期総会を開き、澤井弘行
会長（沢井製薬会長）の続投を決定した。澤井会長は２期目となる。総会後に
開いた懇親会で挨拶に立った澤井会長は、官民一体で後発品使用促進に取り組
む姿勢をみせたほか、特許期間中の薬価改定を一定条件下で猶予することを柱
とする新薬価制度改革案について、「新薬メーカーあっての後発品メーカー。
十分に協力し、新制度が達成されるよう応分の努力をしたい」と述べた。

一方、日本製薬団体連合会の竹中登一会長は懇親会で挨拶し、６月３日の中医
協薬価専門部会で新薬価制度改革案の業界ヒアリングが行われる（５月20日号
既報）ことを紹介しながら、「一世一代の大勝負」と新制度実現への意欲を示
した。その上で、業界ヒアリングに竹中会長とともに出席する澤井会長に対し、
「自分の仕事に対して本当に熱心な方」とした上で、「患者、国民の皆さんに
貢献する」とのメッセージを発信しようと呼びかけた。