武田薬品 ノバルティスからHibワクチン導入
公開日時 2009/05/26 23:00
武田薬品は5月26日、スイスのノバルティス社からHibによる乳幼児の髄膜炎
などを予防するワクチンを導入すると発表した。武田では今後開発を進める。
日本での承認申請や販売時期のメドは開示していない。
導入されるのは、海外ではVaxem Hibという製品名で、無毒化してジフテリア
毒素と結合させることで免疫原性を高めたもの。5月20日に両社は契約を締結
し、武田はこのワクチンの日本での独占的開発および企業化に関する権利と、
同ワクチンを用いた各種混合ワクチンの全世界における開発、製造および企業
化に関する権利をもつことになった。ノバルティス社に対し契約一時金1億円
とともに、販売時マイルストン、販売額に応じたロイヤルティを支払う。
Hibワクチンは日本では定期接種にはなっていないが、需要は非常に高い。日
本ではHibワクチンは第一三共から販売されている。