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キッセイ導出のSGLT2阻害剤レモグリフロジン 英GSK開発中止

公開日時 2009/07/05 23:00

英グラクソ・スミスクライン(GSK)は、キッセイ薬品から日本、韓国などを
除く全世界の開発・販売権を取得していた新規糖尿病治療薬レモグリフロジン
(開発コード:KGT-1681)の開発を中止した。キッセイが3日に発表した。キ
ッセイは同剤を海外経営戦略の基盤構築の足掛かりを作る薬剤の1つに位置付
けていた。

同剤は、キッセイが創製したもので、腎臓に多く分布するトランスポーターの
SGLT2を阻害し、腎臓での糖の再吸収を抑制し、体内の過剰な糖を体外に排出
させることで、治療効果を発揮すると考えられている。英GSKがフェーズ2を
実施していた。

しかし、キッセイ広報部によると、「把握しているだけでも7製品のSGLT2阻
害剤の開発が進められている」という厳しい開発状況にある。加えて、昨年12
月に米国で「新規糖尿病治療薬の心血管系リスク評価についてのガイダンス」
が施行され、これに沿った開発を進めると、開発コストがかさむため、総合的
にみて、開発コストの回収が難しいと判断したとみられる。「中期経営計画に
は影響しない」としている。一方で、同様にキッセイ薬品が英GSKに技術導出
しているSGLT1阻害剤「KGA-3235」は開発を進める方針で、英GSKは同剤の開
発に注力するとみられる。

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