セルジーン 2010年半ばに自販開始、MR60~100人採用へ
公開日時 2009/07/15 04:00
セルジーンのジョセフ・メリロー社長は7月13日、東京都内で開いたプレスセミナーで、8日に日本に承認申請した多発性骨髄腫治療薬レブリミド(一般名:レナリドミド水和物)について「2010年半ばの販売に向けて自社販売体制を整える」との方針を明らかにした。既にMRの採用を始めており、「全例市販後調査が課される」ことを見込み、発売時にMR60人の陣容で対応する計画。
セールス・マーケティング本部マーケティングアソシエイトディレクターの内堀雅之氏によると、納入対象は650施設(日本血液学会の研修施設470、血液学会の認定専門医のいる180施設)。「最低でもMR60人くらいは必要。100人いれば十分」と述べた。
同剤が承認されれば、再発・難治性の患者に対する治療薬として、ボルテゾミブ、サリドマイドに続く薬剤となる。サリドマイドの誘導体であり、レブリミドのカニクイザルを用いた動物試験で催奇形性が確認されているため、安全性を重視した市販後プログラムを実施する予定。日本は現在策定中。