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塩野義製薬の子会社サイエルファーマがビクトリーファーマの買収を断念したニュースが報じられた。5月中旬にサイエルはビクトリーを1億5000万ドルで買収すると発表したが、10日には買収契約解消という簡単なリリースを発表しただけで、その理由は謎に包まれた。このニュースは、ビクトリーの支援者であるファンドのアンパーサンドとエセックス・ウッドランズには打撃となったようだ。 契約解消の背景には、ビクトリーがNSAID(非ステロイド抗炎症剤)Naprelanに加え、アセトアミノフェンを含有する2製品DolgicとXodolを持っているためとの説が流れている。FDAの諮問委員会は先ごろ、処方せん薬配合剤やOTC製品からアセトアミノフェンを除外する勧告を行っていた。また、NSAIDについても使用制限が一層強化されるとの観測もある。ビクトリーは最近、同問題でFDAと意見交換し、その結果が影響したという見方も示されている。 (The Pink Sheet 7月13日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから
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