OCには満足、経済的負担の重さなどで不満も OC情報センター調査
公開日時 2009/08/24 04:00
低用量ピル(OC)の普及啓発を進めるOC情報センターによると、OCの推定服用者が65.7万人に達することがわかった。発売2年後の01年3月時点では20万人だったが、2年ごとに行われる調査のたびに2ケタの伸び率を示している。同センターに加盟する製薬企業の販売データから算出した。OCは9月で発売10周年を迎える。
センターは同時に全国のOC処方施設のなかから無作為抽出した服用1年未満の869人を対象に実施したアンケートの結果も公表。服用で96.7%が「満足」(うち「やや満足」が41.7%)、94.8%が「今後も継続する」と回答した。63.9%が服用前に不安と回答した副作用については、服用後12.5%まで減少した。一方で、服用後の不満でもっとも多かったのは経済的負担で、33.4%だった。
OC情報センターの加盟企業は、あすか製薬、科研製薬、ツムラ、シェリング・プラウ、バイエル薬品、持田製薬の6社。