来年4月に「味の素製薬」発足
公開日時 2009/10/01 04:01
味の素は9月30日、取締役会で営業・マーケティングを担当する味の素ファルマと、生産・物流を担当する味の素メディカの2社を統合して、10年4月に「味の素製薬」を発足させることを決定したと発表した。医薬事業は、経営や開発の戦略、研究開発を担う味の素を含め3社体制でそれぞれで機能強化を図ってきたが、研究開発から生産・販売まで一体化することで事業の迅速化・効率化を図る必要があると判断した。
今後も輸液や消化器疾患、糖尿病など代謝性疾患に特化し、5年後に売上高1000億円、営業利益率20%を目指す(09年3月期売上高858億円、営業利益137億円)。新社は、統合する2社と同じ住所の東京都中央区に本社を置き、新社長には、味の素ファルマ社長の豊田友康氏が就任予定。