【速報】日医会長選挙 茨城県の原中氏が当選
公開日時 2010/04/02 12:10
任期満了に伴う日本医師会会長選挙が4月1日午前、東京都の日本医師会館で行われ、茨城県医師会長の原中勝征氏が初当選した。任期は2012年3月末まで2年間。代議員356人の投票の結果、得票数は原中氏が131票、京都府医師会長の森洋一氏が118票、現日医会長の唐澤祥人氏が107票、京都府医師会所属の金丸昌弘氏が0票――だった。
原中氏は当初、4割を超す支持を集めていたとされるが、最終的には37%の得票率となった。原中氏は09年夏の衆院選で民主党を支持、同党との太いパイプを持ち、政権交代の立役者の1人とされた。
会長選挙に続いて行われた副会長選挙(定員3人)では、現唐澤執行部常任理事の中川俊男氏(北海道、得票数=以下同、174票)、福岡県医師会長の横倉義武氏(福岡、173票)、現唐澤執行部常任理事の羽生田俊氏(群馬、165票)――が当選した。
中川氏と横倉氏は、会長選で落選した森、唐澤両氏が推進した副会長候補。羽生田氏はどの陣営からも推薦を受けず出馬していた。副会長選挙では、原中新会長の推薦候補者が全員落選する一方で、会長選落選者が推薦した候補が2人当選した形で、原中新執行部の会務運営に不透明感を残す結果となった。