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むずむず脚症候群の疑いある人の受診割合 わずか4.5% NBI調査

公開日時 2010/05/31 04:00

むずむず脚症候群の疑いがある人のうち、病院を受診した人の割合はわずか4.5%―― 日本ベーリンガーインゲルハイムはこのほど、むずむず脚症候群に関するインターネット調査を実施したところ、このような調査結果が出たと発表した。更に受診者のうち、むずむず脚症候群と診断された人は約3割。残り7割は「病気ではない」「水虫」「不眠症」などと診断され、適切な治療が受けられていない現状もわかった。

調査は20代~60代の男女2万人を対象に3月9日~29日に実施した。この結果、むずむず脚症候群の認知度は25.5%(5102人)。また、同症候群の疑いがある人は7.9%(1590人)で、このうち病院を受診した人の割合は4.5%(72人)と低かった。同症候群は睡眠専門医(多くは精神科医)や神経内科医によって診断・治療されることが多い疾患だが、今回の調査では、一番初めに受診した診療科は内科31.9%(23人)、整形外科23.6%(17人)、皮膚科22.2%(16人)と、同症候群の診断・治療が普及している診療科以外を受診していることが示された。このためか、同症候群と診断された人は3割にとどまる結果となった。

むずむず脚症候群は脚の内部に「むずむずする」「虫が這っている」「ピクピクする」「痛い」「かゆい」などの不快な感覚が生じ、脚を動かさずにはいられなくなる疾患。主に夕方から夜間に症状が発生・増強することが多く、睡眠障害に悩まされるケースが多い。獨協医科大医学部内科学(神経)講座の平田幸一主任教授は、同症候群の症状の気になる人は睡眠専門医や神経内科医を受診してもらいたいとしたほか、「専門医として、むずむず脚症候群を一般の方々、及び医療従事者のあいだで啓発していく意義を大いに感じている」とコメントした。

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