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GSKのゾビラックス 小児のヘルペスウイルス感染症に使用可能に

公開日時 2010/06/22 04:01

 グラクソ・スミスクラインは6月21日、抗ウイルス薬ゾビラックス点滴静注用、同錠に、小児の効能と用量を追加する承認を国内で取得したと発表した。点滴静注用に効能追加された「新生児単純ヘルペス感染症」は、年間100人程度発症し、全身の臓器、皮膚・粘膜、中枢神経系にも病変を引き起こす。全身に広がった場合、治療しなければ9割が死亡し、後遺症を残すことも多いが適応をもつ治療薬がなかったという。

錠剤では、現行の適応である単純疱疹、造血幹細胞における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制、帯状疱疹に小児の用法・用量が追加された。併せて、小児の性器ヘルペスウイルスの再発抑制の効能が追加された。

すでに海外では標準療法として確立されているという。新生児単純ヘルペス感染症が重篤な疾患であり、単純疱疹なども痛みのために摂食障害や脱水を伴う重症感が強いことから、厚生労働省の小児薬物療法検討会議は09年7月29日の報告書で適応追加の必要性を指摘していた。今回の効能追加は公知申請により行われた。

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