第一三共 国内グループ本社を東京・日本橋本町本社ビルに集約 エスファも
公開日時 2011/10/11 04:01
第一三共は10月7日、東京・日本橋本町の本社ビルの隣に新たにビルを建設したことに伴い、11月にかけて順次、両ビルに本社組織ほか、分散していた一部国内グループ会社の本社組織を集約すると発表した。ジェネリック、長期収載品を扱う第一三共エスファも11月28日に移転する。組織間の連携の強化、業務効率化が狙い。
日本橋本町の本社ビルは、新規のA館と既存のB館となる。A館(写真)は地下1階、地上15階建て同社が丸ごと借りる形。同館にはグローバルコーポレートオフィス、日本カンパニー管理本部(以上10月11日移転)、医薬営業本部、ASCAカンパニー(以上10月31日移転)に入る。館内には「くすりミュージアム」を開設する(12年2月オープン予定)。
B館には、第一三共信頼性保証本部、事業推進本部(以上移転なし)、サプライチェーン本部(10月24日移転)、第一三共エスファ、医薬品製造の第一三共プロファーマ(以上11月28日移転)、ビジネスサポートの第一三共ビジネスアソシエ(11月21日移転)が入る。
併せて、旧第一製薬のあった日本橋ビルに第一三共東京支店(10月17日移転)、第一三共ヘルスケア(10月24日移転)が入る。
既存B館にはこれまで約700人が働いていたが、今後はこれに加えA館では約500人、日本橋ビルには約400人が働くことなるという。
事業所内保育施設 17日に開設
この拠点集約をきっかけに同社としては初めての事業所内保育施設を日本橋本町本社の近隣ビルに17日に開設する。契約を含む社員が利用可能で、定員は30名。同社は今後、研究所、工場への設置も検討しており、現在、東京・品川の研究開発センターに設置準備を進めているという。