24年度医療用薬売上 増収4社、減収8社 武田薬品は国内比率9.1%
主要12社の国内トップライン(決算ベース)
公開日時 2025/07/01 00:00
国内の医療用医薬品売上が1500億円以上あった12社の業績を集計した結果、2024年度の国内医療用薬売上は計5.2%の減収となった。増収は4社、減収は8社で、減収企業は市場拡大再算定、事業再構築、長期収載品の選定療養化、新型コロナ関連製品の反動減――などの減収影響を新薬群で吸収できなかった。一方、グローバル売上は円安効果もあって11社で増収となり、国内は厳しく、グローバルは好調との構図が確認できた。また、武田薬品はグローバル7%増収、国内7%減収で、日本の売上比率は9.1%となったこともわかった。(神尾裕)12社(以下表を参照)の23年度、24年度、25年度計画の国内医療用薬売上(以下、国内売上)などを集計した。大塚HDと中外製薬は12月期、ほか10社は3月期。24年度に国内売上が増収だった...