3か月以上の辛い痛み 国民の1割に
公開日時 2012/04/23 04:00
ヤンセンファーマはこのほど、慢性疼痛患者がどの程度おり、仕事などの生活にどのような影響を与えているかなどを見た調査結果を発表した。調査は、在日商工会議所が全国5000人に対し行ったもので、その中でヤンセンが調査内容の設定・監修を担当した。調査は、在日商工会議所が全国5000人に対し行ったもので、その中でヤンセンが調査内容の設定・監修を担当した。それによると、痛みのスケールである「レベル5」(回答者がこれまで経験した最大の痛みを「レベル10」とした場合)以上の痛みが続く慢性疼痛を持つ人は11.3%と、約1割いることがわかった。日本人口に換算すると約12OO万人に相当する。
慢性疼痛のある人の62.2%は医療機関に受診したが、うち半数近い46.3%は2人以上の医師の診察を受けていた。約4割の人が慢性疼痛で意欲や欠勤など仕事に影響したとする一方で、治療を受けてもなかなか満足のいく結果が得られないまま、複数の医師の診察する姿が垣間見え、3人以上の医師の診察を受けた人も11.7%いた。受診患者の中で69.6%が、「既存治療よりも効果のある慢性疼痛治療が必要」と回答した。