オバマケア 2014年の登録者が800万人超え 当初目標を上回る
公開日時 2014/04/21 03:50
オバマ大統領は4月17日のホワイトハウスでの記者会見で、連邦政府および州政府管掌のオンライン医療保険購入サイト”Exchange”から、最終締切日の4月15日までに合計800万以上の購入申し込み登録があったと発表。当初の目標数(700万人)を大幅に上回る結果と成ったことを明らかにした。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
システムの不具合が続いたため、当初予定の昨年12月31日から、今年3月31日まで3ヶ月間登録機関を延長していた”Exchange”は、締切直前の駆け込み登録希望者をさばききれず、登録終了できなかった希望者の救済のため、さらに4月15日まで登録機関を延長していたが、予定通り15日深夜12時(16日午前0時)をもって2014年度の医療保険購入申し込みの受付を終了した。
3月末日までの登録者数は710万人(政府発表)であった。この数字に基づいて、今後の政策予算を再度試算した議会予算局は、予算見積もりを昨年秋の登録開始時点よりも大幅に下方修正できる見込み、と発表。
オバマ大統領は、強力なリーダーシップで推進してきた医療改革が「給付を拡大し、且つ、コストを削減」できることを実証できた、改革法も期待通りに機能している、と自ら高く評価するとともに、これだけの国民が支持し、すでに実際に活用されてもいる新しい医療保険制度を、いまだに認知しようとせず、今からでも「政策を無効にする」と主張している共和党の姿勢を強く批判した。
大統領の発言内容および映像は、カイザーパーマネンテのヘルスニュースにコンパクトにまとまっている。
http://www.kaiserhealthnews.org/Multimedia/2014/April/obama-enrollment-8-million-announcement.aspx