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ロシュD 腎機能測定試薬シスタチンCで国際標準対応の後継品を発売

公開日時 2014/10/14 03:50

 ロシュ・ダイアグノスティックスは10月8日、早期腎機能障害の診断に有用なシスタチンCの試薬として、国際標準に対応した「リキテック シスタチンCII」を発売した。同社は2008年にシスタチンC試薬を発売しており、その後継品にあたる。国際臨床化学連合(IFCC)が2010年に設定した標準物質に対応しているほか、管理試料が「正常・異常」の2段階から「正常・境界・異常」の3段階となったことでより細かい精度管理が可能になった。

 

シスタチンCは血清蛋白質で、全身の有核細胞で一定の割合で産生されているため、食事や筋肉量、性別、年齢などの影響を受けにくい腎機能の指標。一般的に用いられている血清クレアチニン値では、筋肉量の影響を受けるほか、腎糸球体濾過量が一定程度に低下するまで上昇しないため、慢性腎臓病(CKD)など早期腎機能障害の診断にはシスタチンCが有用とされている。
 

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