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MR#1コンテスト プレイベント「特別セミナー」

公開日時 2014/11/30 00:00
ナンバーワンMRになるために
次世代を乗り切るための秘訣とは

 

MR#1コンテストは、医療環境、医薬品市場が大きく変わっていくことが確実な中、次世代に活躍できるMRの姿を、より多くのMR、製薬会社関係者が考えるきっかけにしたいという思いが込められている。11月1日のMR#1本選を前に行われた「特別セミナー」で、MR#1実行委員会、同審査委員会のメンバーが、ナンバーワンMRになるための秘訣を語った。

 

川越 満 氏(コンサナリスト)

略歴:ユート・ブレーン入社。コンサルタントとジャーナリストの両面を兼ね備える「コンサナリスト」として活動。

 

【No.1 MRの条件】 「何を質問すれば、うまくいくか分かっている人」

プロと呼ばれる人は、お客さんに何を質問したら、仕事がうまくいくかわかっている人です。会社から、先生の受け持ち患者数を聞いてきなさいと言われますが、ストレートに聞いてしまう人は優秀ではない。まず、聞くのは先生の問題意識。例えば、在宅医療を熱心にされている先生。なぜ、熱心なのかを質問すると、(問題意識を含め自身のこと、課題など)話し出します。その後のコミュニケーションは全く違ったものになるでしょう。

 

【No.1 MRの対話力】 「患者さんに声を届けるつもりで話す」

MRの役割は何かと一言で言うなら「幸福の最大化、不幸の最小化」。薬剤の有効性を高め、副作用を最小限にする。そのためには、患者さんの声を聴くことは重要だと思います。患者さんを診ているのは先生ですが、先生に話すのではなく、その向こうの患者さんに届けたいという気持ちで話すと、先生に届くのかなと思います。

 

 

鈴木 信行 氏(患医ねっと代表)

略歴:二分脊椎に罹患して出生、20歳で精巣腫瘍を発症。内資系製薬会社(生産技術研究所)を経て、日本二分脊椎症協会会長、患医ねっと代表、NPO患者スピーカーバンク理事長。

 

【No.1 MRの条件】 「患者に思いを馳せることができる人」

患者にどれだけ思いを馳せることができるのかだと思います。医師は、製薬企業のことを思っているわけではなく、患者のために働いているのです。そういう思いで働いている人に、どうアプローチするかというと、当然、患者に思いを馳せた言葉を医師に薬剤師に届けることです。

 

【No.1 MRの対話力】 「まずは職場内のコミュニケーションから」

製薬会社に勤めた経験や多くの製薬会社にお邪魔して思うのは、MRと医療者のコミュニケーション以前に、職場内のコミュニケーションができていないということです。そこができずして、医療者、患者とコミュニケーションできるわけがない。職場内のコミュニケーションをどうしたら良くすることができるのかを考え、そこで力をつけていくのが第一歩でしょう。

 

 

池上 文尋 氏(メディエンス代表取締役)

略歴:外資系製薬会社MR12年、医療機関事務長2年を経て、現職。MRのための総合情報サイトMR-NET創設者。

 

【No.1 MRの条件】 「医師に寄り添える人」

 医師に寄り添えるMRが良いと思っている。先生との関係は、相性があることは否めないが、それに先生のことを一生懸命に考える姿勢がミックスされて、先生もそのMRに一目置くようになると思います。そのような関係を、エリアで一人でも二人でもいいから持つことがスタートラインです。

 

【No.1 MRの対話力】 「相手をよく知ることから」

全く知らない人とコミュニケーションするのは難しいことで、前もって相手のことを調べるなど、ある程度知った上で、臨まないといけない。事前の準備が大事だと思っています。それをしないと、話を聞いた後で対応することになり、後手後手に回ってしまいます。
例えば、患者さんとのコミュニケーションで悩みを抱えている先生の場合、ありそうな事例を予めネットなどで調べておいて、ソリューションとして提供すれば喜ばれると思います。

 

 

小久保 光昭 氏(コクボ教育企画代表取締役)

略歴:内資系製薬会社でMR、所長、プロダクトマネジャー、医薬研修部長、MR教育センター(当時)企画部長を経て、現職。

 

【No.1 MRの条件】 「面談時間に見合う以上の価値を提供できる人」

医師は大変忙しい。その中にあって、頂いた時間内で、その時間に見合う以上のソリューションを提供できる人ではないかなと思います。5分頂いた時、5分以上のソリューションの提供を受けたと医師が感じられた時に、次は10分話してみようとなり、対話が深まっていくのではないでしょうか。もう一つは、薬の使用後、品質、有効性、安全性をしっかりフォローできる人。MRにしかできない仕事です。

 

【No.1 MRの対話力】 「心を空っぽにして話に耳を傾ける」

大切なのは、相手に寄り添う気持ちです。その時に、自分の心の中を空っぽにすることが大切です。というのも、医師と話していて、いつプレゼンしようとか、いつそれを切り出そうとかということが心の中にあると、医師が話すことの半分も聞けなくなってしまいます。心を空っぽにして話に耳を傾けることが基本です。

 

 

 沼田 佳之 氏(MONTHLYミクス編集長)

略歴:外資系製薬会社MRを経て、医療専門紙の記者、編集長を経て、現職。

 

【No.1 MRの条件】 「医師に共感できる人」

訪問先のドクターの悩み、ペインポイントに手が届いているMRだと思います。午前中の外来で50人の診療を終えた先生は、その中できっと悩むこともあると思います。その中で先生は何を考え、どういう思いで診療しているのか、そこに寄り添う、そこに共感できる姿勢が必要だと思います。


【No.1 MRの対話力】 「30分面談ができること」

かつて、コール数上げろ、日報で報告しろという時代がありました。しかし、コールも訪問も目的ではありません。しかし、MRに30分面談を実施している医師を訪れた時、5分、10分で出てくるMRを目の当たりにしました。伝えなきゃという思いだけで、コミュニケーションがとれていないんです。もっと医師に近づきたいという気持ちを貪欲に持ってほしい。

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