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製薬企業CM好感度ランキング 中外製薬が企業イメージ首位 がんゲノム医療への貢献描く

公開日時 2025/07/07 04:52
ミクス編集部がまとめた「製薬企業CM好感度ランキング・2025年1-3月期」(協力:CM総合研究所)で、がんゲノム医療への貢献を描いた中外製薬が企業イメージ部門のトップに立った。疾患啓発系では、ラッコのキャラクターが印象的な久光製薬の手掌多汗症啓発が3期連続の1位になった。花粉症に悩まされる季節を前に、OTC医薬品はアレルギー性疾患治療薬がランキングを席巻した。

「製薬企業CM好感度ランキング」では、製薬企業のビジョンやメッセージが込められたCMを通じて、視聴者への浸透をランキング形式で分析する。25年1-3月期調査の対象期間は24年12月20日~25年3月19日。放送母数3551商品、モニター数延べ9000人のデータを集計した。

◎企業イメージ部門 中外製薬は松坂桃李さん起用3作目が1位

「創造で、想像を超える。」というメッセージが印象的な中外製薬は、俳優の松坂桃李さんが出演する3作目のCMを24年12月からオンエア。がん遺伝子変異に合わせたがんゲノム治療への貢献をアピールし、「殆んどの人ががんに罹患するので薬の開発を頑張って欲しいと思った」(60代女性)など期待のコメントが多く寄せられた。

2位の第一三共はADC技術をテーマに母娘の日常と研究員視点の2作品を展開した。母親視点のCMでは「がんになると死という昔の印象があるのを、今は薬が開発されたおかげで新しい未来があると思える心温まるCM」(40代女性)、研究員視点では「病気との戦いを日々続けている姿に希望を感じる」(60代男性)など、2作品ともに好感度を獲得した。

新型コロナ感染症に対する国産ワクチンの開発・生産に懸ける思いを表現したMeiji Seika ファルマのCMもトップに立った前回に続いて支持を集め、3位に選ばれた。

◎啓発系CM 久光製薬の「手掌多汗症啓発」 60台男女から得票

啓発(DTC)系CMでは、久光製薬の「手掌多汗症啓発」が3月からオンエアを再開し、根強い人気を保っている。ラッコのキャラクター「ててっこ」の穏やかなストーリーが支持され、「ラッコの男の子にやさしくきてくれてよかったというお医者さんがいい」(60代男性)など、60代男女を中心に票を集めた。

次点となったMSDの子宮頸がん啓発は「20、30代でもかかるがん」として子宮頸がん予防のワクチン接種や検診を訴求した。25年3月末までのキャッチアップ接種も告知。ターゲットとなる接種年齢層から反応を集め、「いつかじゃなくて今だ。はかなりインパクトがある。」(10代女性)などの感想がみられた。

◎アレグラFXとアレジオン アレルギー性疾患治療薬が競う

OTC医薬品を中心とした医薬品関連では、花粉症のシーズン到来を前に、いずれもアレルギー性疾患治療薬の「アレグラFX」(久光製薬)が1位、「アレジオン」(エスエス製薬)が2位に入り、ワンツーフィニッシュ。「クラリチンEX」(大正製薬、5位)や「タリオンAR」(田辺三菱製薬、7位)も上位に入った。
 
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