MR認定センターは1月29日、第25回MR認定試験の結果を発表し、合格率は前回より6.1ポイント上昇し75.9%だった。過去最低の合格率(69.8%)だった前回とは反対に、新規受験者合格率、再受験者合格率がともに上昇したことが要因。同センターは、新テキスト下で過去問を参考にせず、しっかり学習して試験に臨んだことが背景にあるとみている。
下段の関連ファイルから、MR認定試験の合格者数、合格率の年次推移の資料をダウンロードできます。1月30日のみ会員外の方にも公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります。
試験は2018年12月9日に行われた。受験者数は2539人(前回より 677人減:新規受験者2018人、再受験者521人)で、合格者数は1927人(同1694人、233人)。合格率は新規受験者が83.9%(同3.8ポイント増)、再受験者が44.7%(7.1ポイント増)だった。
近年の合格率は、13年実施の第20回以降75%未満で推移していた。今回比較的高い合格率となったことについてMR認定センターは、「新規受験者の合格率の上昇が影響したが、再受験者の合格率が7ポイント上昇したことが大きい。今回からテキストが新しくなり、過去問を参考にせず、よく勉強したのではないか」との見方をしている。
合格点は「医薬品情報」(230点満点)160点、「疾病と治療」(300点満点)191点、「MR総論」(230点満点)175点――だった。