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ノバルティス mTOR阻害薬・アフィニトール 結節性硬化症の適応拡大取得

公開日時 2019/08/23 03:50

ノバルティスファーマは8月22日、mTOR阻害剤アフィニトール(一般名:エベロリムス)について結節性硬化症の適応拡大承認を取得したと発表した。今回の適応追加により、てんかん部分発作を有する結節性硬化症患者に新たな治療選択肢が加わることになる。

適応拡大は、国際共同臨床試験「EXIST-3」に基づいて申請された。試験は、日本人35人を含む、2種類以上の抗てんかん薬による治療で十分な効果が得られない結節性硬化症に伴うてんかん部分発作患者366人を対象に実施。抗てんかん薬との併用下で、アフィニトール投与群とプラセボ群に分け、治療効果を比較した。その結果、主要評価項目に据えた50%Responder rate(てんかん部分発作の発現頻度がベースラインから50%以上減少した被験者の割合)は、アフィニトール低トラフ群で28.2%、高トラフ群で40.0%、プラセボ群で15.1%と、プラセボ群に比べアフィニトール群で有意に高い結果となった(無作為化時の年齢により層別化したCochran-Mantel-Haenszelの正確検定、低トラフ群p=0.008、高トラフ群p<0.001)。

主な副作用は口内炎(口腔内潰瘍等を含む)240人(66.5%)、感染症131人(36.3%)、下痢40人(11.1%)だった。

同製品は、2012年に「結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫」及び「結節性硬化症に伴う上衣下巨細胞性星細胞腫」を効能効果として承認を取得。ただ、結節性硬化症に伴うてんかんは難治性の割合が高く、多くが乳幼児期に発症することから発達や知的障害にも関係する。一方で、治療法が限られており、新たな治療選択肢が求められていた。

結節性硬化症(TSC)は、Tsc1 遺伝子又はTsc2 遺伝子の機能喪失変異によってmTOR活性が恒常的に上昇することにより発症する。皮膚、神経系、腎、肺、骨等、全身に過誤腫と呼ばれる良性の腫瘍や過誤組織と呼ばれる病変ができる遺伝性の疾患。国内の患者数は約1万~1万5000人前後と推定されており、2015年に指定難病に認定されている。


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