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ノボ ゾルトファイ発売 国内初の基礎インスリン・GLP-1受容体作動薬の配合注射薬

公開日時 2019/09/27 03:51
ノボノルディスクファーマは9月26日、2型糖尿病治療薬ゾルトファイ配合注フレックスタッチ(一般名:インスリン デグルデク(遺伝子組換え)/リラグルチド(遺伝子組換え))を発売した。同剤は、国内初の基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合注射液。同日開催された同社主催のプレスセミナーで、順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学講座の綿田裕孝教授は、「基礎インスリンからの治療強化だけでなく、新規にインスリン療法を開始する際の選択肢のひとつになる」と述べた。

同剤は、持効型溶解インスリンアナログのトレシーバ(インスリン デグルデク)とヒトGLP-1アナログのビクトーザ(リラグルチド)を固定比率で配合した新医療用配合剤。「インスリン療法が適応となる2型糖尿病」を効能・効果とし、1日1回投与で、あらかじめ薬液が充填されたペン型の注入器によって提供される。食事のタイミングに関わらず投与できるのが特徴だ。

国内では2つの第3相臨床試験が実施。このうち経口血糖降下薬による治療で十分な血糖コントロールが得られていない患者819例を対象とした試験では、経口血糖降下薬の併用下で、同剤(275例)、トレシーバ(271例)、ビクトーザ1.8mg(273例)について、ベースラインから52週までのHbA1cの変化量を検討した。結果は、同剤が―2.38%、トレシーバが―1.75%、ビクトーザが―1.89%だった。

また経口血糖降下薬とインスリン製剤による治療で十分な血糖コントロールが得られていない患者210例を対象とした試験では、同剤(105例)とトレシーバ投与群(105例)について、ベースラインから26週までのHbA1cの変化量を検討。トレシーバ投与群では―0.66%だったのに対し、同剤では―1.94%となった。

綿田教授は、いずれも同剤投与群では「有意に下がった」と説明したうえで、「シンプルかつ有効性と安全性のバランスに優れた製剤で、より積極的な治療が可能になる」との見方を示した。



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