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新型コロナウイルス 初の日本人患者を確認 人から人への感染「否定できず」

公開日時 2020/01/29 04:52
感染の拡大が続く新型コロナウイルスについて、厚生労働省は1月28日、国内で新たに3人の感染者が確認され、計7人となったと発表した。このうち1人は、感染の中心となっている中国武漢市への渡航歴がない奈良県に住む60代の日本人男性で、1月中旬に、武漢市からのツアー客を乗せたバスを運転していた。男性は、乗客に肺炎のような症状の人はいなかったと話しているという。厚労省結核感染症課の日下英司課長は同日の会見で、「無症状の患者からのヒトヒト感染を否定はしきれない」と説明した。同省によると、日本人への感染は初めて。

◎感染者は武漢からのツアー客乗せたバス運転手

男性に症状が出たのは14日。悪寒や咳、関節痛などがあったため、17日に奈良県内の医療機関を受診したところ異常がなく、経過観察となっていた。しかし22日に症状が悪化し、25日に医療機関を再度受診。肺炎の所見が認められたため、奈良県内の医療機関に入院した。

男性はバスの運転手で、1月8日から11日に大阪から東京方面に向かって移動したほか、12日から16日にも東京から大阪に向けて移動。いずれも約30人の武漢からのツアー客を乗せていたが、客のなかには肺炎のような症状の人はいなかったという。バスに乗せたツアー客はすでに中国に帰国しており、同省は、その後の症状の有無などについて調査を続けるとしている。

無症状の患者から感染が拡がった可能性があることを踏まえ、同省は現在周知を進める「疑似症サーベイランス」での定義を検討する方針。現在、対象は、「武漢市から帰国し、肺炎症状がある人、もしくは肺炎患者と濃厚接触があった人」としているが、拡大する考えを示した。同省の日下結核感染症課長は、「男性はバスの運転手として、武漢にいた人と長い時間一緒にいた。こうした人にも疑似症サーベイランスの対象を広げないといけないかもしれない」と述べた。早急に専門家と議論する場を設け、対象範囲について結論を出す考えを強調した。

このほか、武漢市から日本を訪れていた40代の男性と女性の感染も新たに確認された。いずれも、武漢市の海鮮市場には立ち寄っておらず、移動時にはマスクを着用していたと話しているという。

◎厚労省が対策推進本部設置 コロナウイルス電話相談窓口設置も

同日、厚労省は省内に、加藤勝信厚労相を本部長とする対策推進本部を設置。省内の全部局長を本部員とし、部局横断で水際対策やさらなる感染の防止に取り組む姿勢を強調した。同省は同日、コロナウイルスに関する電話相談窓口を設置。電話番号は03-3595-2285で、ウェブサイトとあわせて情報発信に取り組む。

◎WHO 世界的リスクを「高」に訂正

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの感染状況報告のなかで、世界的なリスクを「中程度」から「高い」に訂正した。WHOが1月23日に公表した報告では、中国でのリスクを「非常に高い」とした一方で、世界的なリスクを「中程度」としていた。




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