アステラス製薬 東大研究拠点と連携協定締結 革新的新薬や医療ソリューション創出へ
公開日時 2020/09/24 04:50
アステラス製薬は9月23日、東京大学内の東京大学ライフサイエンス連携研究教育拠点および東京大学センター・オブ・イノベーション 「自分で守る健康社会拠点」(東大COI)と、新的な新薬や医療ソリューションの創出を目指して連携協力して行う取り組み(Astellas Alliance Acceleration Program; AAAP)に関する協定を締結したことを発表した。
同社は、東京大学ライフサイエンス連携研究教育拠点および東大COIに所属する研究者から研究プロジェクト提案を幅広く募集する。募集対象は、疾患の背景にある生物学的メカニズムに関する初期調査から、創薬標的の特定、新しい治療薬の創製とその検証まで、さまざまな段階における研究開発の提案となる。研究プロジェクトの協働に向け、提案された内容について東京大学の各研究者と議論や協議を進める。
アステラス製薬は、AAAPによって東京大学ライフサイエンス連携研究教育拠点および東大COIの研究に初期段階からアクセスし、研究プロジェクトの協働を通じて最先端の科学・技術のイノベーションを早期に取り込むことが可能となる。
アステラス製薬の岩井晃彦研究本部長は、「東大ライフサイエンス連携研究教育拠点および東大COIとの密接な連携協力体制が構築されたことをうれしく思っている。連携によって、最先端の科学・技術のイノベーションの獲得に向けてより早期からアプローチできるようになり、研究初期から臨床までの幅広い創薬研究への取り組みが加速することを期待する」と述べている。同社は、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念のもと、科学の進歩を患者さんの価値に変えるための革新的な医療ソリューション創出に取り組んでいる。