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アステラス製薬 グラセプターとプログラフの取り違えで注意喚起 同じ一般名でも製剤的特徴異なる

公開日時 2020/10/07 04:50
アステラス製薬は10月6日、医師などの医療従事者に対し、免疫抑制薬のグラセプターカプセルとプログラフカプセルの取り違えで注意喚起した。いずれも有効成分はタクロリムス水和物だが、グラセプターカプセルは徐放性製剤、プログラフカプセルは普通製剤で製剤的特徴などが異なることから、タクロリムスの血中濃度が変動した事例が複数報告されている。

近年、外国で処方医が両薬剤の切り換え意図がないにもかかわらず、処方・調剤時の確認不足等の理由により徐放性製剤が普通製剤へ誤って処方・調剤された結果、タクロリムスの血中濃度が変動した事例が複数報告されている。国内においても処方医に切り替え意図がないにもかかわらず、徐放性製剤と普通製剤を誤って処方・調剤した事例が、日本医療機能評価機構による2020年7月末時点の調査で、計20件報告されている。

◎徐放性製剤・普通製剤の確認を


このため同社は、タクロリムス製剤の処方時には一般名が同じでも製剤的特徴が異なることで製品名が異なる薬剤が存在することを周知したい考え。処方時には過去の薬歴を参照し、徐放性製剤・普通製剤のいずれの処方内容であるか確認することや、処方欄や備考欄に、先発品や代表的な後発品のブランド名を記載するなどの防止策を検討するよう求めている。

薬剤師には調剤に際し、タクロリムス製剤の調剤時には過去の薬歴を参照し徐放性製剤・普通製剤のいずれの処方内容であるか確認することを求めた。また、薬品保管庫に調剤注意の掲示物を追加するなど、調剤や監査時の対策の検討を訴えた。

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