DX‐MR育成に求められる組織体制
本社から現場までフラット化、アジャイル対応に転換も
公開日時 2022/08/01 00:00
MR活動の更なる発展の観点から、DXに対応したMR(DX-MR)の育成が求められている。医師のe嗜好性に応じて、デジタルで情報提供するだけでなく、処方意向や患者情報など医療者側の情報やデータを蓄積し、その情報を元に優先訪問先やチャネルを使い分けた情報提供などMR活動の最適化を意味する。もちろん、これを実現するには本社、マーケティング部門、戦略部門、そして営業本部、現場MRといった各段階での役割分担が必須だ。今回は、DX-MRの育成に求められる組織体制と実際の育成方法について探ってみたい。新型コロナの新規感染者数が再び増加に転じている。政府は「第7波」に警戒感を強めるが、社会経済状況との兼ね合いから、過去2年間のような行動制限にまで及んでいない。ただ、病院側はすでに、入院患者の家族に対する面会...