ポートフォリオの変化が営業組織の変革を促す
公開日時 2022/08/01 00:00
編集長沼田佳之製薬各社の新薬開発パイプラインについてまとめた。新規のモダリティを活かした革新的新薬の開発がにわかに進んでいる。これまで血液がんや難治がんなど、抗悪性腫瘍薬に集中した新薬候補物質も、皮膚科や眼科などの専門疾患にまで根を張り始めている。治療効果の期待できる新薬が数多く開発されることは患者にとって福音となる。こうした状況に製薬各社も上市後の情報提供活動を睨み、少数精鋭の専門MR部隊の編成に注力する動きも見えてきた。MR総数はここにきて大きく減少している。しかし、目を凝らすとMR部隊を増強・強化する企業も散見される。代表格は中外製薬。バビースモ硝子体内注射液の上市にあわせて、営業体制を再編し、これまでのリウマチ、血友病、神経に、眼科を加えたスペシャリティ部隊を編成した。オンコロジーと...