アステラス製薬、エーザイ、第一三共、武田薬品の４社は12月22日、医薬品包装分野での環境負荷低減に取り組むため、企業間連携を進めることで合意したと発表した。今回の企業間連携は約２年間を想定しているが、延長する可能性もある。

４社は今回の合意を受けて、より環境に優しい医薬品包装の推進に向け、石油由来のプラスチックに代わるバイオマス素材のPTPシートや、包装のコンパクト化、リサイクル包材、リサイクル適性のある包材――など、環境負荷低減のための包装技術に関する知見の共有を進める。４社は「企業活動と地球環境の調和に向けた本連携の成果を社会に還元していく」としている。

さらなる環境負荷低減に向けて、他の製薬企業や製薬以外の企業にも連携を呼びかけ、提携を拡大していく考えも示している。