エムスリー株式会社新井美月田村絵里ChatGPTをはじめとする生成系ＡＩが世界的に注目され、企業での活用や教育現場での適正使用などが大きな議論となっている。医療分野におけるＡＩの活用は、画像診断支援から始まっている。2018年に国内初の薬事承認を取得した内視鏡画像診断を皮切りに、2019年にはＣＴ画像や頭部MRA画像を対象としたＡＩソフトウェアが承認され、その後も次々と登場している。エムスリーＡＩ株式会社の杉原賢一氏によると、このような画像診断ＡＩは大学病院のように大きな医療機関だけでなく、市中病院や健診施設、開業医に至るまで満遍なくアーリーアダプターが使い始めている状況だという。今回は杉原氏によるＡＩ画像診断の現状の話を軸に、福島県立医科大学呼吸器外科講座主任教授の鈴木弘行氏と津端内科医院...