アッヴィ出口社長 「20年に売上1000億円」の目標を前倒し インターフェロンフリーC肝薬の上市で

公開日時 2014/06/05 03:51
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アッヴィ合同会社の出口恭子社長(写真左)は6月4日に開いた記者会見で「2020年までに売上1000億円突破」としていた同社発足時の目標について、数年前倒しで実現できるとの見方を示した。その根拠として、リウマチ治療などに用いる免疫疾患治療薬ヒュミラや抗ウイルス薬シナジスといった主力品の成長に加え、大型化を見込むインターフェロンフリーC型肝炎治療薬など複数の新薬上市が見込めることを挙げている。

 

同社は13年1月にアボットから分社化して発足し、この3月に出口氏が社長に就任した。現在の社員数は約660人であるが、数年以内に数百人程度増員し、「将来的には倍増していく」(出口社長)。MR数など詳細は明らかにしていない。国内売上も非開示だが、600億円規模とされる。

 

同社主力品のヒュミラは13年に、全世界で98億5100万ドルを売り上げ、医療用医薬品の売上1位になった。しかし、国内市場ではヒュミラに先んじて発売された競合品のレミケードやエンブレルの売上規模がヒュミラを上回る。ヒュミラの13年度売上は288億円で前年比20%増であるが、例えばレミケードの売上763億円と比べると大きく引き離されている。出口社長はヒュミラの今後の戦略について、関節リウマチをはじめ潰瘍性大腸炎や尋常性乾癬など8疾患と幅広く適応を取得している点を一層訴求していくとし、「さらなる成長が見込める」と述べた。

 

ヒュミラ後継品と見込む免疫疾患治療薬の開発にも注力する姿勢を見せ、その1つに経口タイプのJAK阻害薬ABT-494を挙げた。

 

◎C肝薬年内P3終了予定 数百人規模のMR体制を計画

 

次期主力品候補として開発中のC型肝炎治療薬には、プロテアーゼ阻害薬ABT450/リトナビル配合剤やNS5A阻害薬ombitasvirがある。いずれもインターフェロンフリーの経口C肝薬で、製薬各社で開発競争の激しい領域となっている。同社では、年内にも主要評価項目のデータを取得し、早期申請を目指す計画だ。出口社長は会見で、これらC肝薬の上市に向け、MR数百人規模を配置できるよう準備していることを明らかにした。

 

なお、国内P3では、ゲノタイプ1b型にはABT-450/リトナビル配合錠とombitasvirの併用を、ゲノタイプ2型にはそれらに加えリバビリンを追加する3剤併用療法を検証する。 

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