アッヴィ・ジャパン・イノベーション・アワードの募集開始 日本の創薬エコシステムの強化に貢献
公開日時 2025/06/18 04:50
アッヴィは6月17日、米BioLabs社と共同で主催する「アッヴィ・ジャパン・イノベーション・アワード」の募集を開始したと発表した。日本のバイオテクノロジー企業あるいは学術機関を支援するため、同アワードは1年間のBioLabsのインキュベーション施設の貸与を含むゴールデン・チケットと1000万円の賞金の2つで構成される。アッヴィは今回の取組みにより、急成長するライフサイエンス分野に対するアッヴィのコミットメントを示し、オープンイノベーションの推進を通じて日本政府が目指す創薬エコシステムの強化に貢献するとしている。
募集対象は、アッヴィの重点疾患領域である免疫疾患、がん、精神・神経疾患、アイケア、肥満症、美容医療――で、革新的な治療法を生み出す可能性のある科学や技術の研究開発を行っている、日本の起業間もないバイオテクノロジー企業または学術機関。ゴールデン・チケットと賞金1000万円は、2名の受賞者にそれぞれ、または1名の受賞者に両方が授与される。
募集期間は6月17日から8月15日まで。アッヴィとBioLabsによる選考を経て、受賞者の発表は10月を予定している。
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会員制のイノベーションプラットフォームおよびシェアラボ事業を営むBioLabsは、研究設備やサポートが充実したラボ、オフィス、イベントスペースとともに、関連プログラム、資本の調達や業界パートナーへのアクセスを通じて、コワーキング環境を提供している。これらの支援的なエコシステムにより、起業間もないバイオテクノロジー企業は立ち上げのための運営から、研究やイノベーションの追求に軸を移すことが可能となり、科学的なポテンシャルの迅速な実現や事業の成功を達成することができる。会員企業は1つのラボベンチから事業を開始し、成長に合わせてスケールアップできる。日本では川崎に拠点を持つ。