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エーザイ 抗がん剤の国内営業強化 がんMR120人にエリア担当MR400人が協力

公開日時 2015/03/06 03:51

エーザイの内藤晴夫社長は3月5日、本社内で開いた記者懇談会で、抗がん剤の国内営業の強化に着手したことを明らかにした。2月から本格化させたもので、オンコロジーMR120人にエリア担当のMR約400人が協力することで、これまで十分にカバーできていなかったの専門医以外の医師や薬剤師、看護師、市中病院へとカバー範囲を広げ、製品の情報提供や潜在患者の掘り起しなどに取り組む。それにより主に乳がん治療薬ハラヴェンのさらなる売上増を狙う。また、3月中の承認が見込まれる甲状腺がん治療薬レンビマは、同社初の経口抗がん剤で、院外処方も想定されることから、保険薬局への情報提供も強化し、適正使用の徹底を図る。

同社は1月、がん領域の主力品ハラヴェンの14年度国内売上高を当初予想より30億円少ない60億円(13年度64億円)に見直した。今後、がん領域の製品としてレンビマが加わる。内藤社長は、「オンコロジーでは大変なポテンシャルを手にしている。欧米では高い成長となってるが、日本は出遅れており、急速に強化したい。(新営業体制で)少し広めのカバレッジを確保したい」と、抗がん剤営業を強化する狙いを説明した。なお、MR1400人体制は維持している。

アリセプト、パリエット「これ以上落ち込まないようにしたい」

内藤社長は、経営方針にも触れ、ジェネリック(GE)の攻勢で劣勢を強いられている抗認知症薬アリセプト、PPIパリエットの売上減少に歯止めをかけるとともに、抗がん剤と関節リウマチなどに用いるヒュミラ、不眠症治療薬ルネスタ、疼痛薬リリカの成長により、15年度から国内医薬品事業を「浮上させていきたい」との考えを示した。

アリセプトはレビー小体型認知症の適応追加、パリエットは5mg錠の規格追加と「低用量アスピリン潰瘍再発抑制」の適応追加の承認を取得、それに伴い4年の再審査期間が付いた。GEにない価値を医療現場に訴求することで「これ(14年度)以上落ち込まないようにしたい」と述べた。14年度国内売上予想は、アリセプトは505億円(13年度650億円)、パリエットは380億円(同473億円)。

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